書庫『魂の教科書』

魂が進化していくための教科書

いじめから観えること

現実レベルのお話し続きます。

いじめのこと。いろいろと報道されていますね。私の中では、以前からどこで起きてもおかしくないことと受け止めていました。

学級崩壊は、市内の学校でも当たり前に起きています。複数の学校で。それは、昨年、そのことを目の当たりにすることとなり、とても考えさせられました。少しだけですが、できる範囲で学校側に働きかけてみました。

そこでみえてきたのは、教師個人だけの問題ではないということ。世の中全体の問題です。

教師から返ってきた言葉、そして、子供が小学校入学した当初から感じていた、教師や学校から感じる違和感。

なんでこんなに、父兄に対して気を使い、子供たちにも丁寧過ぎるくらいの対応なのか。子供同士で事が起きると、まず先生や親から連絡がきて謝罪される。

?…疑問でならない。学校は、子供になにをすべき場所なのか。まずは、子供同士が謝り、許すという一連のことをなすことで、気持ちが完結するのではないでしょうか。大人がでてきて完結させても、その問題は終わっていない。

学校も親も、子供の心や成長に視点を置くのではなく、自分たちが安心できる方に視点を置いているのです。

事が起きないことがよいこと。問題が起きないように、起きないように。起きたら、社会から叩かれるから。面倒だから。

人間同士関われば、事が起きるのは当たり前のこと。そうやって、人との関わりを通して、学ぶために私たちはここに生まれてきているのに。

事が起きると「問題」とされる。問題だから、事なく終えようとする大人たち。問題は、起きたことから、気づき、学ぶためにあるのに。

いじめ、原発…同じですね。結果、人の命に関わるところまでいってしまいました。それでも、気づかないのか。心を置き去りにして得ている生活とはなんなのか。命以上に守るべきものとはなんなのか。

これは、身近に起きていることです。あなたのまわりで。見て見ぬふりせずに、自分たち大人から変えていかなくてはいけない。

「心のもっと奥をみてあげて」

善い子ほど、我慢する。満たされていないから、いじめる。心の叫びでしょ。
その心に本気で向き合える大人が減っている。単に学校の体質だとか、それだけでは片付けられない社会のひずみを感じます。

あなたから、始めてください。心の奥を知る。まずは、自分の心から。自分の愛に気づくところまでみていくのです。そして、目の前にいる人の心を知っていくこと。その愛を、境界線なく無限に広げていくこと。

それができたとき、地球で起きているすべての問題は解決すると思っています。

子どもたちは、社会の写し鏡です。子どもたちが、いきいきと自分を生きられる世界にしていきたいですね。

そのことを、身をもって教えてくれたひとつの命に感謝を捧げます。あなたが命をかけた証しとして、皆の心に愛の波動が広がっていくことを願っています。最後まで愛であった崇高なる魂に祈りを捧げます。